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宝石加工過程

宝石の採掘現場の方々がどんなに頑張っても、地球が悲鳴を上げて値打ものの産出がどんどん減少している現況をどうにか逃れるべく、原石発見後の「人手による加工」により宝石の値打ちをグレードアップさせる隠しテクニックが発達し続けています。

その中でも残念ながら手つかずの天然石に対して当然のように行われるようになってきてしまっているのが、宝石の価値を決めるための一つのポイントとなる「色」を変化させるべく、「焼き」と呼ばれる、原石に熱加工処理を施す方法です。焼きを施された原石の色は元の色よりも色味の深い鮮やかなものとなり、そのことはもちろんお値段にも直結、金銭的価値をぐっとアップさせます。

問題は熱加工処理を施したものでも「ニセモノ」にはならず、本物の天然石として販売されることは違法にはならないのです。そして、熱加工処理が施されたものか、そうでないものか見分けるためにはよほど専門的知識を持った人でないと判断ができないのです。

宝石自体の大きさよりも品質を重視する日本マーケットのバイヤー達は、熱加工処理が行われていない宝石により重点的に目を向けてビジネスを行っている傾向が強い様ですが、まだまだ世界各国のバイヤーたちは見たもの全てで、熱加工処理が施されていようといまいと、より大きくて色のよいものだけを追いかける傾向が目立っています。

そんな背景の中、熱加工処理を施すことができる技師を抱えた原石買い取り業者を始めとする中間業者は利益をキープできますが、採掘業者の利益は以前のままなのです。どうにか彼らのひたむきな努力が報われる世界宝石マーケットに傾いて行って欲しいものです。

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