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宝石の価値

宝石は大枠で2種類に分類されます。「貴石」と「半貴石」と呼ばれる2種です。このうち貴石はありとあらゆる石の中で一番硬い石ダイアモンドとその次に硬いサファイヤのみで、その他の石は全て半貴石として分類されます。ルビーは赤いサファイヤですから、貴石の一つということになります。

宝石を購入する時にはその品質を証明する品質保証書が発行されるのが普通ですが、サファイヤやその他の宝石に対しては「鑑別書」と呼ばれる保証書が発行されるのに対し、世界最高の宝石ダイアモンドだけは別格で、「鑑定書」が発行されます。

ダイアモンドの値段がその他の宝石よりも極めて高いのは、20世紀前半、アフリカの鉱山が合併の一路をたどり、大量のダイアモンド発掘が行われる中、鉱業会社の一つであるデ・ピアス社が世界中のダイアヤモンドを独占的に買い集めるうちに採掘から販売まで独占的に行うようになり、世界のダイアモンドの価格決定までにも大きく影響を与えるようになったからだと言われています。このことはアフリカを中心とするダイアモンド採掘地にも大きな影響を与え、ダイアモンド採掘が「人を狂わす採掘場」と呼ばれるようになってしまった理由にもなりました。

宝石の価値を決定づける基準は4Cと呼ばれています。「カラット」(重量)、「クオリティ」(質)、「カラー」(色)、「カット」(形)です。一般的には大きければ大きいほど、色が深く鮮やかであれば鮮やかであるほど、宝石に傷や内包物が少なく透明に近いほど価値が高いと判定されます。

「重」「質」「色」の3つの要素は自然が作り出す要素であるのに対し、カットのみは人為的に作り出される要素であり、原石の状態や形を考慮し、いかに廃棄部を少なくカットできるかなど、どういうデザインのカットがよりその宝石を美しく見せることができるかなど、よくよく配慮して作業が進められます。宝石加工師の腕が大変重要視される部分です。

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