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採掘の仕方

宝石は地球が生み出した「鉱物資源」であり、その点では石炭、鉄鉱石、アルミニウムなどの工業用鉱物と同じです。ですが、それらの資源と大きく違うのは、採掘する時に絶対に割れたり傷を付けたりすることのないように丁寧に取り扱わなければならないことです。

ですから、機械やブルドーザーを使って、ガンガン採掘と言う状況は大変稀で、文字通り川底すくいのような原始的な作業で宝石を含む砂利や泥を集め、そしてさらに池や貯水池などで泥を洗い流して宝石を探し出すという、手間も時間も人手も、そして何よりも根気が必要な、気の遠くなるような作業が、ずっと古代からやり続けられてきました。

採掘のやり方はその国や採掘場の状況によってかなり違いはありますが、どこにおいてもその作業の大変さには大差はありません。

最上級のルビーやヒスイの産地であるビルマでは、車での移動が不可能なほどの悪路の果てにある採掘場で、川底に堆積する泥をすくい上げる形で採掘が行われている。しかも、華僑の多いこの地方では女性も積極的に採掘作業に参加しているという話です。

変わって、サファイヤの主産地スリランカでは宝石堆積層にぶつかるまでひたすら井戸のような細い縦穴を人力のみで掘り続けるという過酷な採掘法が取られています。この採掘穴は深いものだと地底40m?50mにも及ぶものもあります。ただ、敬虔な小乗仏教国であるスリランカでは、「神の元に皆平等」という考えに基づき、採掘作業者は低賃金ながらも採掘量に応じたサラリーを得ることができ、採掘ドロボウは大変少ないのが素晴らしいところです。

反面、アフリカでは深刻なテロ問題鎮圧に頭を抱えている国家が大変多いのですが、テロ組織が一般市民を捕らえ、軍資金を得るためにダイアモンド採掘を強制的にやらせ、逃げ出そうものなら即射殺、人道に外れた採掘を行っているところもあります。

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